荒野塾 映画部 絶望 断念 福音 映画 書影

絶望 断念 福音 映画

読書会クロニクル
2026年3月〜 | 宮台真司の映画批評を共に読み、共に観る

はじまり ── Slackの一通から

平田祥基
20:58

皆さんこんばんは、お久しぶりです。
近頃宮台さんの映画批評を読み進めているのですが、せっかくですし、みんなで少しずつ映画鑑賞しながら感想とか意見を交換し合えたらいいなーと思ってます。

かつてはあったいろんな体験をする機会が無くなって、感情が劣化してしまい、またそれによって更に状況が悪循環してしまうとのことでしたが、文芸体験によって外部記憶として体験を得て、活路を見出せるんだと荒野塾で教えてもらいましたよね。

一人で各々鑑賞するより、きっと多くのことを継続的に吸収できると思うのでよかったら勉強会みたいなのをやりましょう。

小島和明 やりましょー!
小林剛 今見たー!
平田祥基 ひとまずLINEグループ作ったので、誰でも自由に入ってくださいね。
平田祥基 ちなみに『絶望 断念 福音 映画』から出版順にやっていこうかと思っています。
nobuyo tamura 秋学期に阪田さんが、まずは宮台さんの4冊の映画批評を丸ごと観てみることをお薦めしていたので、その方法面白そうだなと思っていました。一人ではなかなか後回しになることも、こうやって勉強会という形があるとモチベーションもあがりますね。ぜひ参加させて下さい!

集まった人たち

yoshiki発起人
小林剛3/22
きびはら ゆたか3/24
瀧澤 祐太3/28
YAMACHA3/29
小宮山竜馬3/31
nobuyo4/5
サワノミヤコ4/6
巴山 剛伸
Kazuaki Kojima
JOHN
m4/7
Chie Matsumoto4/9
井上晃4/10

プロローグ:なぜ今サブカルチャー分析なのか

変異 → 選択 → 安定化

変異
=崩壊
選択
=淘汰
安定化
=秩序
社会システム理論に影響を与えた進化論の枠組み。古くからある「安定化」した秩序が崩壊し、代替選択肢が無数に生まれては消える「変異」の段階へ。2004年当時は「選択」の段階にあるとされた。

三種類の不自由

  • 1.選択肢の不在 ─ 選択肢を意識することもできない
  • 2.選択肢の制約 ─ 外的な制約によりアクセスできない(手段のアノミー)
  • 3.選択肢の過剰 ─ どれを選ぶべきかわからない(目的のアノミー)
共有資料 PDF
yoshiki 作成・共有 ─ 4月6日
時代的文脈の変化を整理。「変異」から「選択」へ、「壁の破壊」から「原則獲得」へ、「からの自由」から「への自由」へ、「制度問題」から「実存問題」へ。代替的な実存形式のモデルを提示することが本書の目的。
4月6日
yoshiki17:01
そもそも「どれを選ぶ(ことを目指す)べきかわからない」ような、不透明で、何でもかんでも文脈次第といったような複雑さのなかで、それでも貫徹すべき価値とはなんなのか。宮台さんが示す価値観をまるまま飲み込んだり、彼の主張から逆算して自分の率直な感じ方を黙殺するのではなく、むしろ彼の問題提起を出発点として自分自身を見つめ、違和感を含めた「感触」を仲間と共有することで、自分の体験を前提付けている体験枠組みに光が当てられ、それをきっかけにして各々が自分の体験枠組み、価値観、生き方などといった、「実存」に向き合えたらいいなと思っています。
4月7日
nobuyo09:43
プロローグを読んで、宮台さんの生態学的思考によるぶれなさを実感。そして、「実存」に向き合ったその先を、今の宮台さんが走り続けているのだと納得。みんなで追いつきたいねっ
nobuyo
ひとつ質問ですが、プロローグで世紀末相談の「意味から強度へ」、私もその内容を理解できません。どなたか説明してもらえると助かります!

「意味」から「強度」へ ── JOHNの解説

意味(目的合理性)
損得勘定的な外的な目標のためにやる
例: 就職に有利だから資格の勉強する
強度(価値合理性)
内的な本当に自分がやって楽しいからやる
共有資料 PDF
YAMACHA 共有 ─ 4月8日
世紀末相談 Q&A形式。「意味にすがるのはただの弱者だ」「成熟社会は伝統に回帰する」「観念から関係へ」。近代システムの二重の困難、「観念」と「実践」の差異。ポスト構造主義哲学の対概念を人格類型と照合しながら、「意味」から「強度」への移行を論じる。
nobuyo
Thanks John !! そういう使い方ですね。すとんっと腑に落ちました
yoshiki12:10
4冊合わせるとかなり途方もないことになるので、「ここだけは」みたいなところとか、みんなが気になるところとか、解釈が分かれそうな章をまずは重点的にやって、また帰ってくる、みたいなのがいいように僕も思います。ちなみにもう一冊は「世界はそもそもデタラメである」ですね。

最初のターゲット

now screening

バレット・バレエ

BULLET BALLET ─ 塚本晋也 監督
1998年 | モノクロ 87分 | ベネチア映画祭ほか世界25カ所以上
4月6日
巴山 剛伸20:23
とても面白そうな(あるいは自分と向き合う苦しみを味わいそうな)取り組み姿勢で素敵やと思います。そしたらまずは「バレットバレエ」からになるのかな?
4月7日
yoshiki01:00
そうですね、バレットバレエから順番にいきましょう!
Kazuaki Kojima07:17
初めて観ます! 楽しみです! 頑張ります!
nobuyo
まずは「バレットバレエ」、Unextで観れますね
4月8日
YAMACHA12:49
進め方について、例えば今回の『バレット・バレエ』であれば、塚本晋也監督作品は他にもいくつか取り上げられているので、それらを取り上げてみるのもよいと思います
YAMACHA ─ 4月8日 22:30

僕(1982年生まれ。キレる17歳世代)が『バレット・バレエ』を観たのは学生時代(2000年代初頭)。高知という田舎から出てきて憧れの都会生活に馴染んで来て感じたことは、まさに「こんな都市をまともに生きようとすれば壊れるしかない」というものでした。

当時、『バレット・バレエ』を観て、本書でも指摘されているラストシーンを観て涙を流し、繰り返し観たことを記憶しています。塚本晋也(=宮台真司)世代ではないにも関わらず、です。

これは世代ではなく、地域性によるもので、その「遅れ」から来る「記憶」があったからなのかもしれません。

yoshiki ─ 4月9日 00:18

バレットバレエ、僕も好きになってDVD持っているものの、正直なところたぶんその「記憶」がないので、ラストシーンへの解像度がまだ低いんです。すごく印象的ではあるんですが、まだその感覚を手に取るようには分からないというのか。

そう言う意味でも、バレットバレエの中心モチーフをより理解すべく、もしみなさん差し支えなければ塚本晋也シリーズを扱うのはすごく良さそうに感じてます。

塚本晋也 作品索引
4冊にわたる塚本作品の出典一覧
YAMACHA 整理 ─ 4月9日
『絶望 断念 福音 映画』── バレット・バレエ(第2回,第33回)、鉄男・東京フィスト(第2回)、六月の蛇(第33回)
『正義から享楽へ』── 野火(p79〜)
『崩壊を加速させよ』── KOTOKO・バレット・バレエ・六月の蛇・ヴィタール(p152〜)、野火・バレット・バレエ・六月の蛇・ヴィタール・KOTOKO(p268〜)
特に『崩壊を加速させよ』では、塚本晋也作品の変遷が描かれている。
4月10日
井上晃14:14
井上晃です。平田さんのお骨折りで、映画部に参加させていただきました。よろしくお願いします。映画を観るのが遅いので、相当遅れてコメントしそうです。
yoshiki14:46
それにしても今更ですが、参加する以前のメッセージやファイルにアクセスできないというのはラインは不便ですね。ひとまずラインでグループのノートやアルバムを活用していけたらなと。
井上晃15:25
トーク履歴とか、ありがとう。これまでの雰囲気とかよくわかり、とり残され感なく安心しました。
shared album

共有アルバム:本の写真

LINE ALBUM「絶望 断念 福音 映画」── 2026/04/07 ── 24枚(yoshiki 撮影)

p1 p2 p3 p4 p5 p6 p7 p8 p9 p10 p11 p12 p13 p14 p15 p16 p17 p18 p19 p20 p21 p22 p23 p24
horizon

これから

塚本晋也シリーズ
鉄男 → 東京フィスト → バレット・バレエ → ヴィタール → KOTOKO → 野火。自己確証から自己破壊への「進化」を追う。
4冊を横断する
絶望 断念 福音 映画 / 正義から享楽へ / 崩壊を加速させよ / 世界はそもそもデタラメである
フラクタル的アプローチ
著作順から歯っ欠けでざっくりと4冊を捉え、繰り返し体験するように中身を埋めていく。
2週間で1回分
目次の1回分を2週間で。その間にLINE通話やXスペースで話す機会をつくる。
向き合えば向き合うほどに大変には違いありませんが、
その分大いに変化があることかと思いますので、一緒に頑張りましょう!
── yoshiki